Noism0 / Noism1「円環」

金森穣 近藤良平 Triple Bill

 

※上演時間は、途中休憩含む約110分間を予定しています。

【新潟】りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈劇場〉

2024年12月13日(金)19:00★(終演予定時刻 20:50)

12月14日(土)17:00★(終演予定時刻 18:50)

12月15日(日)15:00  (終演予定時刻 16:50)

 

★の回は、終演後約30分のトークあり

本公演のチケット(新潟公演いずれの日程でも可)をお持ちの方であれば、どなたでもご参加いただけます。

12/13(金)19:00 金森穣×近藤良平
12/14(土)17:00 井関佐和子×山田勇気×宮河愛一郎×中川賢

 

入場料(税込)

全席指定5,500円・U25 3,000円・高校生以下 1,000円

 

チケット発売日

りゅーとぴあ会員先行:9月18日(水)

一般発売:9月21日(土)

 

取扱い

りゅーとぴあ
オンライン・チケット (発売初日11:00~)
▶電話 025-224-5521(発売初日11:00~)
▶窓口 [発売初日(会員先行・一般発売ともに)取扱いなし]
お申込み・お問い合わせ:りゅーとぴあチケット専用ダイヤル 025-224-5521(11:00~19:00/休館日除く)

 

 


 

【福岡(北九州)】J:COM北九州芸術劇場〈中劇場〉

日時:2024年12月22日(日)16:00(終演予定時刻 17:50)

 

入場料(税込)

一般 4,000円

ユース 2,000円(25歳以下、要身分証提示)

ティーンズ 1,500円(13~19歳、要身分証提示、枚数限定)

 

チケット発売日

KICPACメンバーズ先行予約 11月2日(土)10:00〜17:00

チケットクラブQ先行予約 11月 9日(土)10:00〜17:00

一般発売  11月10日(日)10:00〜

 

取扱い

北九州芸術劇場(オンライン・電話・窓口)

▶劇場オンラインチケット

▶電話 093-562-8435(12:00~17:00土日祝を除く)

▶窓口 リバーウォーク北九州5階Q-station内(平日11:00~18:00土日祝10:00~18:00)

響ホール事務室(9:00~17:00)

▶プレイガイド チケットぴあ ローソンチケット

お問合せ:J:COM 北九州芸術劇場 093-562-2655(10:00〜18:00)

 


 

【滋賀】滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール〈中ホール〉

日時:2025年2月1日(土)16:00(終演予定時刻 17:50)

 

入場料(税込)

全席指定

S席:6,050円(びわ湖ホール友の会会員料金:5,500円 ※びわ湖ホールのみの取り扱い)

A席:4,950円

青少年(24歳以下):3,300円

シアターメイツ:1,650円

 

チケット発売日

びわ湖ホール友の会優先発売(ネットチケットおよび電話受付のみ) 11月1日(金)

一般発売  2024年11月3日(日)

 

取扱い

びわ湖ホールチケットセンター(オンライン・電話)

インターネット受付

▶電話 077-523-7136(10:00-19:00 / 火曜日休館、休日の場合は翌日。12/29、30、1/1~3は休館。

ただし、チケットセンターは12/30は電話受付のみ、12/31は10:00~17:30営業)

▶プレイガイド チケットぴあ  ローソンチケット  e+(イープラス) [座席選択サービス有]

 

 


 

【埼玉】彩の国さいたま芸術劇場〈大ホール

2025年2月7日(金)19:00(終演予定時刻 20:50)

2月8日(土)17:00(終演予定時刻 18:50)

2月9日(日)15:00(終演予定時刻 16:50)

 

入場料(税込)

全席指定一般 6,000円・U25 3,000円・SAFメンバーズ5,400円

 

チケット発売日
SAFメンバーズ先行:11月9日(土)

一般発売:11月16日(土)

 

取扱い
SAFチケットセンター(オンライン・電話・窓口)※埼玉公演のみ

SAFオンラインチケット [発売初日10:00-]

▶電話 0570-064-939(10:00-18:00 / 劇場休館日除く)

▶窓口 彩の国さいたま芸術劇場(10:00-18:00 / 休館日除く) 埼玉会館(10:00‐18:00 /休館日除く)

▶プレイガイド e+(イープラス)  チケットぴあ

 

りゅーとぴあ(オンライン・電話・窓口)

▶オンライン・チケット https://piagettii.s2.e-get.jp/ryutopia/pt/ [発売初日11:00-]

▶電話 025-224-5521(11:00-19:00 / 休館日除く) [発売初日11:00-]

▶窓口 (りゅーとぴあ2階) [発売初日取扱いなし]

一般発売初日は、インターネットと電話予約に限定させていただきます。

残席があった場合、翌営業日11:00より窓口にて取り扱います。


 

*全公演未就学児の入場はご遠慮いただいております。

*託児サービス、車椅子席等の詳細は各劇場HPをご覧ください。

*U25等、各種割引をご利用のお客様は、入場時に身分証をご提示ください。

 

INTRODUCTION

Noism Company Niigata 20 周年記念イヤーに「円環」と題し、お届けするトリプルビル公演。
2005 年『犬的人生』以来、 19年ぶりに近藤良平が Noism に新作を振付。
金森穣によるNoism0 新作には、かつて Noism メンバーとして長く活躍し、主要なパートを務めた 2 人、宮河愛一郎中川賢がゲスト出演!

時が廻り、還ってくる。設立20周年のNoismの今がここに。

 

公演によせて

Noism国際活動部門芸術監督・井関佐和子

 

今回ゲスト振付家招聘企画として近藤良平さんをお招きして、Noism1に新作を創作していただき、金森穣によるNoism0の新作、そしてレパートリー作品『過ぎゆく時の中で』を上演します。

近藤さんは2005年以来、2度目のゲスト振付となります。今回お招きした理由としては、現在のNoism1メンバーを思ってのことでした。金森が今までゲスト振付家を招聘するにあたり重要視してきた「集団を持っている振付家」ということを、今回私は選定基準とせず、あくまでも「現在のメンバーの今後の糧になる」という部分を重要視しました。私自身がベジャールの学校で演劇や声楽のクラスの時に感じた恥じらいや、自分の理想(妄想)を壊すことへの恐怖などを、若い頃に打破できたことは、非常に貴重な経験として残っています。現在のメンバーは、Noismという集団の思想、精神性などの理解が深まってきていると思います。しかし、彼らに見える世界だけが全てでなく、様々な世界に接することにより、本当の己を見つける旅ができるのではないかと考えています。良平さんはその人の本質を見極めることのできる方だと思っています。彼らが何と向き合い、彼らに何が欠けているのかということをこの創作を通して見つけていただきたいです。そしてメンバーに新たな、いや潜在的に持っている、しかし自分では知り得なかった感情や感覚が生まれることを願っています。

金森穣の新作は、今回初めてゲスト舞踊家として、元Noismメンバーである宮河愛一郎と中川賢を招きます。ゲスト舞踊家を招くことを決めたのは、演出振付家ではなく私でした。先に舞踊家を規定することは今までしてきませんでしたが、今回は金森に提案しました。

彼ら2人は、Noismで最も長く在籍したメンバーであり、戦友でもあります。宮河、中川、山田、そして私は皆40代に入り、舞踊家として次の段階に入っていると思います。その境地をお互いに共有し、刺激し合える心の友と、「演出振付家金森穣と向き合う」ということで、何が生まれてくるのか非常に楽しみです。

当初、プログラムのタイトルを「円環」と決めた理由としては、約20年ぶりにお招きする良平さんや元メンバーが「還る」という意味合いを込めていました。しかし個人として、集団として、時は巡り、時代も移り行く中で、自分たちの身体がどのように変容して、日々生まれ変わっているのか。その身体が、精神と感情にどれほど結びついているのか。円環していく時間の中で、表現者としてそれを自覚し、なお生き抜く舞踊道を皆で探していきたい。

そういう意味を込めて、「円環」というこのプログラムが、閉じて終わるものではなく、次への導きとなればと思っています。

 

CREDIT

 

Noism1『にんげんしかく』演出振付:近藤良平

衣裳:アトリエ88%

出演:Noism1=三好綾音、中尾洸太、庄島さくら、庄島すみれ、坪田光、樋浦瞳、糸川祐希、太田菜月、兼述育見、松永樹志(準メンバー)

 

Noism0『Suspended Garden-宙吊りの庭』演出振付:金森穣

音楽:An Tôn Thất(トッ・タッ・アン)

映像:遠藤龍

衣裳:鷲尾華子

出演:Noism0=井関佐和子、山田勇気

ゲスト=宮河愛一郎、中川賢

 

Noism0+Noism1『過ぎゆく時の中で』初演:2021.8.13 TOKYO MET SaLaD MUSIC FESTIVAL 2021 [サラダ音楽祭]

演出振付:金森穣

音楽:John Adams 《The Chairman Dances》

出演:Noism0=金森穣

Noism1=三好綾音、中尾洸太、庄島さくら、庄島すみれ、坪田光、樋浦瞳、糸川祐希、太田菜月、兼述育見、松永樹志(準メンバー)

 


 

金森穣 Jo Kanamori   Noism0『Suspended Garden-宙吊りの庭』 | 演出振付  
演出振付家、舞踊家。Noism Company Niigata芸術総監督。17歳で単身渡欧、モーリス・ベジャール等に師事。ルードラ在学中から創作を始め、NDT2在籍中に20歳で演出振付家デビュー。10年間欧州の舞踊団で舞踊家、演出振付家として活躍したのち帰国。2004年4月、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館舞踊部門芸術監督に就任し、日本初の劇場専属舞踊団Noismを立ち上げる。サイトウ・キネン・フェスティバル松本での小澤征爾指揮によるオペラの演出振付を行う等、幅広く活動している。平成19年度芸術選奨文部科学大臣賞、平成20年度新潟日報文化賞、第60回毎日芸術賞ほか受賞歴多数。令和3年紫綬褒章。

 

近藤良平  Ryohei Kondo Noism1『にんげんしかく』 | 演出振付

振付家・ダンサー。1996年にダンスカンパニー「コンドルズ」を旗揚げし、構成・振付・演出を手がける。世界約30ヵ国で公演を開催。NHK総合『サラリーマンNEO』振付出演、NHK連続テレビ小説『てっぱん』、NHK大河ドラマ『いだてん』振付などを担う。野田秀樹による演劇作品や映画、テレビCMなど、多方面で活躍。0歳児からの観客参加型公演「コンドルズの遊育計画」や障害者によるダンスチーム「ハンドルズ」公演など、ダンスを通じた社会貢献にも取り組む。多摩美術大学教授、東京大学、立教大学などでも講師を務める。第4回朝日舞台芸術賞寺山修司賞、第67回芸術選奨文部科学大臣賞、第67回横浜文化賞、第42回ニムラ舞踊賞受賞。2022年より彩の国さいたま芸術劇場芸術監督。ペルー・チリ・アルゼンチン育ち。愛犬家。

 

宮河愛一郎 Aiichiro Miyagawa Noism0『Suspended Garden-宙吊りの庭』| 出演

埼玉県出身、関東国際高等学校演劇科卒業。19歳でニューヨークに渡米、Alvin Ailey Schoolでモダンダンスを学ぶ。在米期間にGAPのTVコマーシャルなど様々なキャリアを積む。2005年から2013年まで在籍していたNoismでは舞踊家兼バレエマスター、ワークショップ担当として活躍。現在は東京を起点にダンサー、役者、振付家、演出家、指導者など幅の広い活動をしている。自主製作したダンス映像作品『Move on』は10ヶ国19映画祭で上映され4つのグランプリを受賞。また出演した短編映画「飛んで流れて消えて」の演技に対し2020門真国際映画祭最優秀賞助演男優賞を受賞。桐朋学園芸術短期大学演劇専攻非常勤講師。

 

中川 賢 Satoshi Nakagawa Noism0『Suspended Garden-宙吊りの庭』| 出演

6歳から現代舞踊を和田朝子に師事。関東国際高等学校演劇科卒業。日本大学芸術学部演劇学科洋舞コース卒業。2009年より日本初の公立劇場専属舞踊団Noismのメンバーとなり、常に主要なパートを踊る。2018年Noism1×SPAC劇的舞踊『ROMEO & JULIETS』ティボルト役で退団。その後東京に戻り、平山素子、中村しんじ、川野眞子、森山開次、鈴木竜などの作品に出演。日本大学芸術学部演劇学科舞踊コース非常勤講師。

近年の主な出演作品

2022年3〜5月 ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』ロシン役

2022年6月 新国立劇場『NINJA』(演出振付:森山開次)

2022年11月 新国立劇場バレエ団『春の祭典』(演出振付:平山素子)ゲスト出演

2023年12月 大和シティー・バレエ『宗達-SOUTATSU』主演

2024年 舞台『千と千尋の神隠し』カオナシ役

 

 

An Tôn Thất トン・タッ・アン Noism0『Suspended Garden-宙吊りの庭』 | 音楽

パリ生まれ、ベトナム人作曲家。2010年より台北を拠点に活動し、舞台芸術、展覧会、インスタレーション、ファッション、作詞作曲など、アジアの様々な分野の芸術家とコラボレーションを行う。『第三婦人と髪飾り』(2018/ Ash Mayfair監督)、『ソン・ランの響き』(2018/ Leon Lê監督)、『走れロム』(2019/Trần Thanh Huy監督)、『輝かしき灰』(2022/ Bùi Thạc Chuyên監督)等、最新のベトナム映画の音楽を担う。『朝が来る』(2020/河瀬直美監督)、吉本ばななの短編小説を映画化した『ムーンライト・シャドウ』(2022/ Edmund Yeo監督)、『Hunter Brothers』(2024/ Su Hung En監督/台湾)、『Rain in 2020』(2021/Lee Yong Chao監督/ミャンマー)『Sammi, who can detach his Body Parts』(2024/ Rein Maychaelson監督/インドネシア)等、アジア各地の映画音楽も担当。舞踊にも情熱を注ぎ、金森穣をはじめ、Gang Peng(中国)、Nguyễn Tấn Lộc(ベトナム)、Huang Yi(台湾)らとコラボレーションを行う。2013年にベルリン交響楽団の委嘱による交響曲物語『The Legend of Thánh Gióng』をベルリン・フィルハーモニーホールで初演。2015年サイゴンにて、舞台芸術、映画、写真、インスタレーション、音楽、舞踊、美術を融合し、ベトナム人インディペンデントアーティストの声を届ける没入型アート体験、第1回『[FEEL] in/out』を企画・演出。『NINA-物質化する生け贄』、『PLAY 2 PLAYー干渉する次元』等に続き、「円環」は金森穣との5度目のコラボレーションとなる。

DIRECTOR'S NOTE


Noism1『にんげんしかく』演出振付:近藤良平

 

ヒント。Noismの振付は約20年ぶり。

まだ知らぬエナジーがたくさんある。

皆、「生きる」に興味がある。

 

ひとつの「ハコ」がある。

ハコのウチ側は、闇のように暗い。

ハコのソト側は、キラキラと魅惑的だ。

 

ハコは、たまに言いたげ。モノを言う。時々泣いたり笑ったりする。

 

えんぴつで書く。始点と終点をつなげると「形」がうまれる。

それは丸か四角だ。

 

部屋を見渡す。「冷蔵庫、携帯、下駄箱、トランプ、窓」すべて四角だ。

ボクの気持ちは、シカクだ。

 

「ニンゲンシッカク」いや「ニンゲンシ・カク」いやいや「ニン;ゲンシカク」

おっとこれはやばい!

安部公房の「箱男」は関係ない。

 

ハコと共に生きるニンゲン(Noismのみなさん)の日々のようなもの。

そのような「生きる」挑み。

 

 

 

 


 

 

Noism0『Suspended Garden―宙吊りの庭』演出振付:金森穣

 

この秋、11年ぶりに宮河愛一郎が、5年ぶりに中川賢がNoismに帰ってくる。

2人とも長年Noism1に在籍し、井関のパートナーを務めた舞踊家である。

ここに現Noism0の山田勇気を加えると、井関の歴代パートナー揃い踏みとなる。

 

井関、山田、宮河、中川。この4人のためにどのような作品を創作するか。

私の振付をよく知る舞踊家が集まったからこそ、円熟の舞踊家が集まったからこそ、

この4人だからこそ生み出せる作品を創作したい、それだけは決まった。

 

しかし使用楽曲の選定に難儀した。既視感のあるイメージしか浮かばない。

彼らとなら、もっと未知で、不確かで、もっとヒリヒリするような創作ができる。

そこで7年ぶりに、トン・タッ・アンにも参加してもらうことを決めた。

 

アンほどに、井関、山田、宮河、中川という舞踊家を知る作曲家はいないから。

アンほどに、Noismを、そして金森穣という振付家を知る作曲家はいないから。

アンは委嘱を快諾し、非常にアンでありながら、新たな楽曲を書き下ろしてくれた。

 

それぞれに過ごした月日が、経験が、血肉となって今の私たちを作り上げている。

変わらないもの、新たに発見したもの、磨きがかかったもの、失われたもの・・・

それら全てを携えて、アンの音響世界、私の演出世界に、4人の舞踊家が集う。

 

互いをよく知る振付家と舞踊家と音楽家が、ひとつの舞台(宙吊りの庭)を創作する。

創作のために人を集めるのではなく、人が集まることで創作が始まるということ。

そんな原初的な創作に挑戦できる(したくなる)のは、この5人とだからである。

 

今は不安と興奮を噛み締めながら、アンから届いた楽曲を聴き続けている。

20周年を迎えたNoismの、ひとつの円(縁)を閉じるかに見える本創作が、

次なるNoismへの、新たな円(縁)の始まりとなることを願っている。

 

 

 


 

 

『過ぎゆく時の中で』再演に際して 金森穣

 

本作品はSaLaD音楽祭で発表することを前提に、

コンサートホールの舞台前方、すなわちオーケストラ前の限られたスペースでの実演、

舞台左右に1つずつの出入り口しかない、極めて特殊な空間を想定して構想されている。

使用楽曲であるJ.アダムスの「The Chairman Dances」は、

東京都交響楽団から送られてきた上演候補の中から最も強いインスピレーションを得た楽曲である。

 

蒸気機関車が白煙を噴き上げながら目の前を通り過ぎていくような、

あるいは新潟競馬場の直線コースを駆け抜けていく競走馬のような、

舞台(時)を駆け抜けていく舞踊家たちの姿。そして彼らを見つめる1人の男。

男は駆け抜けていく舞踊家たちをその場に留めようと試みます。

しかし彼らは、楽しげに、高揚感を伴って、無常なる時を踊り(生き)続けます。

いつしか男も、楽しげに、高揚感を伴って、無常なる時を踊り(生き)始めます。

そして全ては過去となり、男は慈しむように、過ぎた時間(舞台)に想いを馳せます。

 

このインスピレーションが私の芸術活動、

すなわちNoismの活動から導き出されていることは明白です。

初演は2021年。ようやくコロナ禍から解放され始めた頃。

当時所属していた外国籍の舞踊家たちが一斉に母国へと帰りました。

その現実を受け止める意思が本創作(インスピレーション)の根底にあることは、

作者である私としても認めざるを得ない事実です。

私にとっての創作とは、抗いようのない現実を受け止める術の一つなのでしょう。

 

この度、国際活動部門芸術監督である井関の決断によって再演される本作が、

創作時のインスピレーションを裏付けるように、あるいは上書きするように、

新しく所属したメンバーたちによって実演されることを嬉しく思います。

そして劇場版への改変の構想にも、胸を躍らせています。

 

優れた舞踊家は一瞬を永遠に変えることができます。

それは過ぎゆく無情なる時を、束の間忘れさせる力があるということです。

それは過ぎゆく無情なる時を、観客の心に永遠に刻むことができるということです。

今回の再演が、現メンバーたちの新たな輝きを見出す機会となることを、

そしてその輝きが、観客の心に末長く刻まれることを願っています。

時よ止まれ!君(たち)は美しい…

 

 

 


MOVIE


 

Noism0 / Noism1 円環 trailer Part1

Noism0 / Noism1「円環」trailer part2

Noism0 / Noism1「円環」trailer part3

Noism0 / Noism1「円環」Media


 

 

(11月23日現在)

 

・2024年11月13日(水)

BSN新潟放送「ゆうなび」

 

・2024年11月14日(木)新潟日報

見出し:設立20周年のノイズム 初期の顔触れ交え新作「円環」 公演前に会見

新潟日報デジタルプラス ※会員登録が必要です。

 

・2024年11月14日(木)

ステージナタリー Noismトリプルビル「円環」近藤良平は新作でダンボール使用、50歳金森穣はNoism1との共演に期待

 

・2024年11月14日(木) 

TeNYテレビ新潟「新潟一番」 「Noism」設立20周年 近藤良平さん招き記念公演 12月中旬に3演目を上演 《新潟》

 

・2024年11月14日(木)

「SPICE」金森穣と近藤良平による新作とNoismレパートリーのトリプルビル Noism新作公演「円環」開催

 

・2024年11月14日(木)

「ぴあ」 近藤良平が19年ぶりにNoismに新作を振付け 金森穣、井関佐和子とともにNoism0 / Noism1『円環』記者発表に登場

 

・2024年11月15日(金)

Numero TOKYO|金森穣と近藤良平、Noismによるトリプルビル公演「円環」

 

・2024年11月16日(土)

Dancers Web Noism0 / Noism1「円環」20周年記念・冬公演、12月に開幕迫る!

 

 

・2024年11月18日(月)

Chacott DANCE CUBE Web Magazine

見出し:近藤良平が19年ぶりにNoism1に新作を提供、金森穣の新作とNoismレパートリーのトリプルビル「円環」についての記者発表が行われた

 

 

・2024年11月26日(火)

NHK新潟 “Noism”設立20周年 来月から新作公演

 


 


 

【新潟公演】

主催:公益財団法人新潟市芸術文化振興財団

共同製作:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・彩の国さいたま芸術劇場

りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 × 北九州芸術劇場 × 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 連携プログラム

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会、

一般財団法人地域創造 [この事業は新潟市からの補助金の交付を受けて実施しています]

 

【福岡(北九州)公演】

主催:(公財)北九州市芸術文化振興財団 共催:北九州市

共同製作:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・彩の国さいたま芸術劇場 助成:一般財団法人地域創造

りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館×北九州芸術劇場×滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 連携プログラム

 

【滋賀公演】

主催:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール

共同製作:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・彩の国さいたま芸術劇場

りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館×北九州芸術劇場×滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 連携プログラム

助成:文化庁文化芸術振興費補助金 劇場・音楽堂等機能強化推進事業(劇場・音楽堂等機能強化総合支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会、一般財団法人地域創造

後援:滋賀県教育委員会

 

【埼玉公演】

主催:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団・公益財団法人新潟市芸術文化振興財団

共同製作:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・彩の国さいたま芸術劇場

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

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