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「NHKバレエの饗宴2015」が終幕しました。

3月28日(土)、東京・渋谷のNHKホールで開催された「NHKバレエの饗宴2015」は盛況のうちに幕を閉じました!
Noism1は2012年の第1回での『solo for 2』上演に続き2回目の出演で、金森穣演出振付による新作『supernova』を上演しました。

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春の陽気と、代々木公園の賑わいに包まれたNHKホール。

ロビーは幅広い世代のバレエファンでにぎわっていました。

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歴史あるNHKホール

 

 

牧阿佐美バレヱ団による華やかな古典バレエ『パキータ』の後、休憩を挟んでいよいよNoism1の『supernova』世界初演。

 

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幕が上がると同時に、客席にも緊張感が張りつめ、それまでの華やかな雰囲気がガラリと変わりました。
黛敏郎氏の〈G線上のアリア〉という滅多に演奏されることのない幻の楽曲と、ISSEY MIYAKEの宮前義之さんによる全身を覆う白と黒のシンプルな衣裳、ヴァイオリニストの渡辺玲子さんによる演奏、三方をスクリーンに囲まれた舞台。
約15分という短い上演時間でしたが、この場に立ち会った方にしか体感できない集中した空間がそこにはありました。
カーテンコールではその緊張が一気にほどけたように、たくさんの拍手と「ブラボー」の声をいただきました。

 

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出演後すぐ、舞台袖で。

 

続いては、下村由理恵バレエアンサンブルによる『カルメン』。Noism版の『カルメン』をご覧くださった方には、また違ったカルメンの魅力が感じられたことと思います。

最後は新国立劇場バレエ団の『眠りの森の美女』より第3幕。これぞバレエ!というとても豪華で見どころに溢れた上演で、全4団体の作品通して観ることで日本のバレエの魅力と現在を感じることができた一夜でした。
フィナーレでは出演者が全員舞台に登場、とても華やかな終幕となりました。

 

 

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終演後に行われたレセプションパーティーでは、NHKの八木プロデューサーからのお話が。
Noismには、「日本人の作曲家の楽曲で、日本人の演出振付家と、日本の舞踊団、舞踊家達によって生まれたこの作品が、間違いなく20年、30年先の古典になっていくということを確信した」とのお話をいただきました。
今回、クラシック音楽番組も担当されている八木さんから黛敏郎氏の〈G線上のアリア〉を紹介いただき、この曲との出会いからNoism1の『supernova』は生まれました。

 

フィールドは違いますが、それぞれの場で奮闘を続ける各舞踊団の皆さんの姿にメンバーも多くの刺激を受けたようです。
ジャンルや団体の垣根を越えて、多くの作品と舞踊家たちが一つの舞台を共有する貴重な機会を与えて下さったNHKの方々、ヴァイオリニストの渡辺玲子さん、指揮者の園田隆一郎さん、東京フィルハーモニー交響楽団の皆さん、舞台スタッフの皆さんに感謝いたします。
この経験をまたひとつの糧として、6月の新作公演『箱入り娘』に向けて進みます。

 

4月12日にはEテレで「バレエの饗宴」の公演の模様がノーカットで放送される予定です。
生の舞台とはまた別の角度からの魅力が感じられると思います。
ぜひ、ご覧下さい!
詳細はこちら(NHKクラシック音楽館ウェブサイト)

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