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Noism1『箱入り娘』金沢公演が終了いたしました。(7/21)

Noism1『箱入り娘』金沢での2公演が無事に終了いたしました。
金沢21世紀美術館シアター21でのNoismの公演は4回目、前回の『Nameless Voice』からは3年振りとなりました。
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新潟りゅーとぴあスタジオB、神奈川KAAT大スタジオ、中でも1番コンパクトな金沢21世紀美術館のシアター21。だからこその客席と舞台の一体感、舞台という「額縁の中の世界」の中に客席があるように感じられました。
 
金沢公演初日は、台風の影響で関西方面からと名古屋方面からの特急列車が終日ストップしてしまう、という状況にも関わらず、たくさんの方がご来場くださり、ほぼ満席となりました。終演後のアフタートークにはほとんどの方が参加され、席を立たれたのはなんと2名のみ! 21世紀美術館交流課の黒田さんが司会を務めてくださり、参加された方からは舞台芸術における時間軸や、衣裳が示す意味・キャラクターについてなど鋭く突っ込んだ質問がありました。
 
金沢公演2日目には公演前に美術館のおとなり、金沢歌劇座の練習室にて中川賢によるNoismレパートリーのワークショップを開催。
11名の舞踊経験者が参加され、『PLAY2PLAY-干渉する次元』改訂版再演(2013)からソロパート、そしてNoismが初めてバルトークと出会った『中国の不思議な役人』(2011)より中川自身が務めたタイトルロールの登場シーンを体験していただきました。
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まずは『PLAY2PLAY』のソロパート部分に用いられている動きを使ったウォーミングアップから始まり、少しずつ身体を慣らしてから振付を体験していただきましたが、素早く複雑な動きに戸惑いながら中川の動きを追いかけていました。
 
後半では最初に全員で『役人』の動きを覚え、そのあと2人1組となって黒衣も体験。1つの振付を2人で共有し、パートナーをどのようにマニピュレート(操作)するか、されるか、を体験していただき充実した内容のワークショップとなりました。
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そして2日目の公演は満席御礼! 美術館という場所柄、「またまた来たので公演を観た」という方もいらっしゃいました。
この日のアフタートークはホワイエでの開催となりましたが、初日同様にたくさんの方がご参加くださいました。興味を深く持ってくださる、もしくは少しでも『箱入り娘』を咀嚼し消化するために話しを聞く、というような方が多かったように感じました。
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両日ともに5~6歳のお子様連れがご来場くださっていましたが、楽しくご覧になられていたようでした。
 
一行は昨日新潟に戻り、テクニカルスタッフは休みなく本日よりスタジオBにて仕込を行っています。
新潟・神奈川・金沢公演と合計15公演を経て、いよいよ『箱入り娘』新潟凱旋公演がはじまります。そして今週末の26日はみずつち特別公演の小学生限定公演もあります。前売り分完売の回もありますが、是非ツアーを経て強靭さの増した『箱入り娘』をお見逃しなく!!

私たちはNoismの活動を応援しています。