2022年9月~10月、新潟市江南区の区づくり事業「ふれあい・ささえあい交流事業」のひとつ、新潟明訓高校ダンス部、地域活動支援センター「1UP」のみなさんのコラボレーションのお手伝いをいたしました。
新潟明訓高校ダンス部と地域活動支援センター「1UP」のみなさんは、ここ数年交流を深め、「障がいのある人もない人も共に生きる」共生社会の実現をめざし、ダンスを共につくり上げてきました。
9月3日。まずは、新潟明訓高校にて、明訓ダンス部、「1UP」にNoism2が加わり、三者でワークショップを行いました。講師は地域活動部門芸術監督・山田勇気。芸術監督就任後、初めてのワークショップとなる今回。これまで、両者が作ってきた作品が、同じ場を共有しているだけでなく、一緒に触れ合って共に踊ることがもう少しできるのではと感じた山田。手と手で、体と体でお互いを肌で感じる感覚を重視したワークショップ、触れ合いながら踊りのモチーフをグループごとに創作する時間はとても楽しく貴重な時間でした。
10月1日。先日新潟明訓高校で開催したWSを受け、明訓高校ダンス部と地域活動支援センター「1UP」のみなさんが作り上げた作品を見せていただき、山田勇気がアドバイスをする日。合同で練習する時間は限られていたそうですが、先日のワークショップでのモチーフを活かしながら、素敵な作品に仕上がっていました。山田からは目線と目線をしっかりと合わせること、動きと動きのつなぎなどのアドバイスを行い、より作品がブラッシュアップされていきました。
10月8日。発表前日にもう一度、山田勇気が伺いアドバイス。いくつかのタイミング等についてアドバイスを行ったあと、「明日の本番は自信を持って楽しんできて!」と送りだしました。
いよいよ本番当日。新潟市江南区の新潟ふれあいプラザ等で開催された「こうなんふれ愛まつり2022」。新潟明訓高校ダンス部、地域活動支援センター「1UP」のみなさんによるコラボダンスはオープニングステージを飾りました。いきいきとした表情で踊る姿、とっても素敵でした。
手と手、目線と目線、人と人が「つながる」ことを大事にして作り上げてきましたが、ステージに立つみなさん、観客のみなさんが笑顔で繋がった瞬間のように感じました。
このような機会、そして出会いをいただき、関係者のみなさま本当にありがとうございました!
舞踊には、人と人をつなぎ、毎日をより楽しく豊かにする力があると信じて、これからも活動を続けて行きたいと思っています。