KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオでの、Noism1『箱入り娘』神奈川公演 全ての公演が無事に終了いたしました。

2012年の『solo for 2』『中国の不思議な役人』から6回目となるKAATでの公演ですが、初めての大スタ公演、そして6回公演と公演回数も多く、神奈川での滞在も普段のツアーより長い期間となりました。
 
神奈川公演 初日、KAATバージョンとなった冒頭の口上の「電車は遅れるし」のとおり、東横線が止まるというパプニングから始まりましたが、無事に6公演を最後まで走り抜くことができました。
 
最初の3日間は夜公演ということもあり、仕事を終えて駆けつけてくださる方が多かったのですが、金曜日の昼公演は女性のお客様が多く、お子さんが学校に行っている間にご友人と一緒に、というような方が多かったように感じました。そして、完売公演となった土曜・日曜はお子様連れのご家族を多くお見かけし、開場前からパンフレットを見て楽しそうにお話しされていた姿が印象的でした。全体的に新潟より女性と若い方が多かったようです。
 
新潟から駆けつけてくださった方、首都圏から新潟の初演を観にいらっしゃっていた方など、リピーターのお客様も多くいらっしゃっていたようですが、所かわれば客席の様子もかわり、またそれによって作品の観え方も変わってくるので、既にご覧になった方も何度も新鮮な感じで楽しんでくださっていました。終演後には「もう一度みたい」という声を多く聞くことができ、「新潟にも行こうかしら」というお客様も。嬉しい限りです。
 
6公演を無事に終えて、大スタジオが元の姿に。忘れ物がないか最終チェックをしていたら「目」がまだ残っていました！

作品中はやや不気味にも感じられたあの「目」ですが最後までずっと見守ってくれていた様です。
 
次は金沢21世紀美術館のシアター21に参ります。北陸新幹線開通により大変賑わっているようですが、Noism1『箱入り娘』と一緒に、情緒あふれる街並みと日本が誇る美術館、そして美味しい食事も一緒に金沢を楽しんでいただければと思います。
 
そして金沢までの約2週間、この夏の「水と土の芸術祭2015」パフォーマンス部門で予定されている各公演の創作も始動します！