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REPORTS

新潟市バレエ協会対象
Noismワークショップ

12月17日、新潟市バレエ協会所属の皆さんを対象にNoismレパートリーワークショップを開催しました。普段はクラシック・バレエに取り組む小学校高学年から教室の先生ご自身まで、幅広い年代の方にご参加いただきました。
 
今回のワークショップでは、Noismのレパートリー作品から『NINA―物質化する生け贄』の一場面を実際に踊っていただきました。この『NINA』はNoism独自のトレーニング方法である「Noismメソッド」が生まれるきっかけになった作品。Noismの初期代表作との呼び声も高く、非常に難易度の高いレパートリーでもあります。
 

今回の講師は、井本星那を中心にNoism1メンバー全員。
実際に振りを覚えていく前に、まずは立ち方や指の使い方など、クラシック・バレエとは異なるNoism独自の身体の使い方を説明。Noismでは、西洋のクラシック・バレエを基礎としながらも、同時に東洋的な水平軸の発想に基づいて、身体を横や下へ伸ばし、複数のベクトルが拮抗するスパイラルを意識して身体を動かします。
 

 

 

 
そして、実際に振付けを踊っていきます。今回は『NINA』の中でも「Heavy Ballerina」と名指されるシーンを体験していただきました。クラシック・バレエの動きをベースにしつつも、身体の各部位を多方向に旋回させたり、身体に2つ以上の動きのベクトルを作り出したりなど、Noismならではの身体の使い方が満載の振付です。普段クラシック・バレエに親しんでいる皆さんだからこそ、戸惑った面、あるいは新たな気づきなどがあったのではないでしょうか。
 
 

 
最初は慣れない身体の使い方に苦労しておられた方々も、ワークショップの終盤には堂々と楽しそうに踊る参加者の皆さん。今回のワークショップを通して、新たな身体の使い方を身をもって発見していただけたようで、大変うれしく思います。
 
ワークショップやオープンクラスは今後も随時開催予定。ぜひまたの機会にお目にかかれることを楽しみにしています!

私たちはNoismの活動を応援しています。