Noism2春の定期公演2015、2日目
昨日、幕開けとなったNoism2春の定期公演2015。
2日目の公演が無事に終了いたしました。昨日に引き続き、完売御礼となった2日目の公演。
空席のない満席状態の会場は、昨夜の評判をお聞きになった方、2回目のご来場の方など、期待溢れる表情の
お客様で埋め尽くされました。
アフタートークの参加者の方からも発言がありましたが、昨夜の初日公演ではやや緊張が見えたようですが、
本日の公演では昨夜の公演を糧とし、堂々としたパフォーマンスだったように感じました。
スポンジのように全てを吸収する若き舞踊家である彼らだからこそみられる、日々の変化。
毎年のことですが、Noism2の公演は短期間で本当に進化していきます。
終演後のアフタートークには島地保武さん、蓮沼執太さん、そしてNoism芸術監督 金森穣が登場しました。
構築と解体を繰り返し、昨日初演を迎えた 『かさねのいろめ』。
毎回毎回変化するその演出振付と、それと化学反応を起こす音楽。島地さんがメンバーや蓮沼さんと、どのように
コミュニケーションとって『かさねのいろめ』を形作ったのか、どのようにして音楽が生まれていったのかについて話されました。
生の身体で表現されることに対して、音もライブで投げかけられ、その音に反応をする身体と観客。
「リズムというパイプラインをあえて避けて音をつくった。」と蓮沼さんはおっしゃっていました。
それに対し「舞踊家にも相当な技量が求められる」と金森が言っていましたが、音、空間、観客、他のメンバーとの駆け引きが
毎回新鮮な生きた世界を生み出しているのではないのでしょうか。
残すは明日の2回公演。
昨日今日と2回の公演を経ての明日の公演、そしてそれを乗り越えたその先の彼らへの期待がますます膨らみます。