Noism2春の定期公演2015 初日
本日、Noism2春の定期公演2015の初日の幕があがりました。
全く異なる毛色の2作品。
『ユルリ島の馬』はストーリー性があり、観ていて感情移入しやすく、常にピンと張られた緊張感の、その儚げな別世界へと
惹きこまれ、『かさねのいろめ』は等身大の彼らの姿、どこからが演出でなにが偶然なのか、笑いを誘ったと思うと引き締め
られる不思議な感覚に陥り、あっという間にカーテンコール。
限られた時間の中でのクリエーション、そして小屋入りしてからの細かな調整と、本番ギリギリまでフル回転してきた2人の
振付家もメンバーと共にカーテンコールに登場し、お客様からは熱い拍手とブラボーの声が贈られました。
終演後のアフタートークには、金森穣と共に無事に初日を終えた山田勇気と島地保武氏が登場。
Noism2のメンバーと共に作品を作り上げていく中での過程や、作品のキーとなった物事について質問があがりました。
島地さんは新潟入りする前にメンバーに対して「ピアノを練習しておいてほしい」や「動物の鳴き声、動物を研究して」などの
課題を出していたと話されていました。
「これからのNoism2の目標は?」という質問に対して、山田が「舞踊家を輩出し、また次の世代につなげたい。」と答えていたのが
印象的でした。
本日は学期末にも関わらず、高校生がたくさんご来場くださっていましたが、同年代のメンバーが親元を離れ、新潟に集まり
舞踊と向き合うその姿が、皆さんの目にはどのように映っていたのか、とても興味深かったです。