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REPORTS

Noism2アウトリーチ2023秋~インターン生の視点から

2023年度秋のNoism2アウトリーチは、6日間にわたり計10校(小学校8校・中学校1校・特別支援学校1校)にお伺いいたしました。

Noism Company Niigataでは、学生のインターンシップをご希望により随時受け付けており、今回、Noism2の学校へのアウトリーチに新潟医療福祉大学3年生の守隨琴乃さんが参加してくださいました。守隨さんからみたアウトリーチの様子をレポートしていただきました。

※アウトリーチ公演の準備はNoism2メンバー自ら行います。

 

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私は今回ダンサーを支える仕事をしたく、Noism2のアウトリーチにインターン実習として5日間携わらせていただきました。この目で見た生徒たちの反応や、感じたことを少し共有させていただきたいと思います。
アウトリーチ先のどの学校でも、浅海侑加さん(Noism2リハーサル監督)や山田勇気さん(地域活動部門芸術監督)のお話を真剣な眼差しで聞いていました。

実際にNoismで行われているメソッドを見ているときに、一緒に指先の「張り」を体験している生徒もいました。話の中で出てきたことをすぐ実践しており、生徒の純粋な様子が見られました。
演技披露の際には、前のほうに詰めて少しでも近くで見ようと心を躍らせているようでした。踊りが始まると、Noism2の皆さんの踊りに釘付けになり、それまで会話していた生徒も演技に見ることに夢中になっていました。演技中の緊張感や集中が体育館全体に伝わり、見ている側も同じ空気感を感じられました。演技が終わると盛大な拍手とともに、感動に浸っている様子でした。
身体の「張り」を使った、生徒が体験できるコーナーで、はじめは積極的に参加する生徒は少なく、どこか不安な気持ちを持っているようでした。ですが一人が体験し、成功している姿を見て可能性を感じたのか、積極的に参加する生徒が増えました。難しそうな動作に見えて、身体の「張り」を意識すること一つでできるということを実感しているようでした。このようにNoismの方が直々に体験させてくださる機会は貴重だと思うので、本当は全員に体験してほしかったです。


もう一つ「距離感」をテーマにした体験では、5歩で椅子から離れて5歩で同じところに戻ってくるというものでした。簡単そうに見えて、難しいもので生徒たちはなかなか成功しませんでした。離れるときは大きく踏み出しているのに、戻るときに椅子が見えず怖くて歩幅が小さくなる人がたくさんおり、失敗した際にとても悔しそうな表情を見せていました。距離感を見ずにつかむのは至難の業だと感じました。

今回インターンで舞踊を通じ貴重な機会に参加させていただきました。そしてNoismを支える仕事の魅力を沢山見つけることができました。Noism関係者の皆様、ありがとうございました。

 

守隨琴乃(新潟医療福祉大学3年)

私たちはNoismの活動を応援しています。