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REPORTS

Noism2札幌公演

4/19、20に札幌文化芸術劇場hitaru〈クリエイティブスタジオ〉にて、研修生カンパニーのNoism2が公演を行いました。

 

2018年にできたばかりの札幌文化芸術劇場hitaruのオープニングシリーズとして、札幌での公演が実現しました。
北海道はゲスト振付家の平原さんとNoism2リハーサル監督の山田の生まれ故郷。また、Noism2初の新潟県外単独公演ということもあり、特別な想いで札幌公演に臨みました。

 

 

札幌公演の会場となったhitaruは札幌の中心街に位置する、札幌市民交流プラザという複合施設の中に入っています。
まだ新しい建物のにおいもする札幌市民交流プラザには、カフェやレストラン、図書情報館、展示・イベントスペースなどがあり、多様な文化芸術活動の中心的な拠点として、毎日多くの人が行き来していました。札幌駅からのアクセスもよく、公演だけでなく札幌のまちを楽しめる立地もとても魅力的な施設です。

 

本公演では、金森穣振付Noismレパートリーと平原慎太郎演出振付『BOW!!!』の2作品を上演。
金森穣振付Noismレパートリーは、過去にNoism1が上演した『solo for 2』と『Training Piece』から一部を抜粋し、Noism2リハーサル監督の山田勇気が構成・演出をしました。公演後だけでなく、第1部のNoismレパートリー上演後にも大きな拍手が鳴り続き、札幌での我々の公演を待ち望んでいただいていた様子もうかがえました。

 

『BOW!!!』はゲスト振付家の平原さんと今のNoism2メンバーが一から創作した作品。舞踊家一人一人の個性や表現が楽しめる作品であり、同時に表現の幅や力量がより問われる作品です。公演を重ねる度に新しい発見があり、今回の2回の上演でもそれぞれちがう色を見せていました。

 


カーテンコール

 

初日の公演後にはアフタートークを開催。山田と平原さんが登壇し、Noismの概要から札幌公演での感想、今回上演した作品の創作過程、平原さんが主宰するOrganWorksとNoismのちがい、演出振付家、稽古監督として舞踊家たちにどのようにアプローチしていったかなどをお話しました。
参加されたお客様から「平原さんの頭の中を見てみたい!」「作品はどこからどのようにつくりはじめるのですか?」などの質問がとび、札幌でなかなか上演される機会のない作品に衝撃を受けた様子でした。
札幌では2007年にNoism1公演を行なって以来、約12年ぶりの公演でもあることから、今回初めてNoismをご覧になるお客様がほとんどでした。

 

新潟での上演から約1ヶ月。新潟での上演を経たこともあり、作品にもさらに深みが出て、各作品の演出、振付家である山田も平原さんも札幌公演での出来は「よかった!」とのこと。
お客様からは「Noism2でこれだけ素晴らしいのだから、Noism1の公演もぜひ観てみたい。」「今回上演したNoismレパートリーと『BOW!!!』は、それぞれ全くテイストの違う2作品だったが、どちらも見事にやり切る表現力の高さに驚いた。」「若手の舞踊家たちなのにこれだけレベルの高い踊りを見せていただいて、これからが楽しみ。応援したい。」との嬉しい言葉をいただきました。

 


終演後にみんなで

 

舞台芸術はお客様がいて成り立つもの。お客様に観ていただくことが、作品の深化と、舞台に立つ者の成長に繋がります。
新潟を出て、新たなお客様にご覧いただいた今回の札幌公演も、きっと若き舞踊家たちの糧になるはずです。
今よりもさらに成長した姿を札幌のお客様にも観ていただけるよう、日々励んでまいります。

ご来場いただいた皆様、札幌公演の実現に向けてご尽力いただいた札幌文化芸術劇場hitaruの皆様、誠にありがとうございました!

 
 
 
 

私たちはNoismの活動を応援しています。