日に日に寒さが増していく2022年12月中旬、地域活動の一環で、新潟の様々な舞踊関係の団体を対象にNoismメンバーによるワークショップを開催いたしました。
地域活動部門芸術監督の山田勇気が全てのワークショップに立会い、新潟で舞踊を取り組む方々に向き合いました。
12月13日(火)は、新潟市洋舞踊協会の10代くらいの学生を中心に、12月14日(水)は、新潟市バレエ協会の中高生から大人の方まで幅広い層に向けて、Noismバレエを体験していただきました。
Noism1井本星那が講師を務め、山田がクラス全体を見ながら適宜アドバイス。
基礎からじっくりと、一つ一つの動きを細分化しながら、全身に神経を張り巡らせてクラスが行われました。
クラシックバレエとはまた違った身体の使い方をするNoismバレエ。いつもとは違う身体の動かし方であったと思いますが、精一杯吸収しようとする皆さんの姿が印象的でした。
12月15日(木)と12月16日(金)は、大学ダンス部と高校ダンス部にNoismレパートリーWSを開講しました。昨年度感染症の影響で、高校ダンス部に向けたワークショップは中止になってしまったために、参加者には待ちに待った機会だったようです。
レパートリーの講師は、Noism1の中尾洸太、アシスタントに坪田光、糸川祐希。
来年1月に開幕する『Der Wandererーさすらい人』から、公演に先立ち特別に作品の一部分を体験してもらいました。
それぞれの学校ごとに特色があり、お互いに刺激をしあえる空間。
重心の取り方、音楽の聴き方など、舞踊に取り組むうえで大切な考え方やアドバイスに真剣に向き合って踊る学生の皆さんは、輝いていました。
本年度は、無事全日程開講することができ、様々な団体の皆さんに出会うことができました。
このワークショップ週間を通し、改めて、舞踊文化を地域に根付かせていくことの必要性を感じ、舞踊の奥深さを共に追求していくこのような機会が、これからの舞踊文化の継承に繋がっていくのだと実感しました。
ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
今度は公演やオープンクラスでお会いできるのを楽しみにしています。
Noismがこれまでの活動で追求し、蓄積してきた身体知が様々な環境で舞踊を取り組む皆さまの活動の場で、何か一つでも手助けになっていたり、モチベーションの向上に繋がっていたら、本望です。