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2022.12.16 UPDATE
金森穣『闘う舞踊団』刊行のお知らせ

Noism Company Niigata芸術総監督の金森穣が、Noismの立ち上げから18年間を綴った書籍が夕書房から刊行されることになりました。
2023年1月下旬の全国配本予定に先駆け、1月20日から予定しているNoism0+Noism1『Der Wanderer―さすらい人』の公演会場でも販売いたします。
 


 

すべてはこの国の劇場文化のために
新潟で日本初の劇場専属舞踊団Noism Company Niigataを設立、踊り、創り、率いてきた舞踊家の18年の軌跡。
 

17 歳で渡欧、巨匠ベジャールやキリアンの寵愛を受けて帰国した舞踊家・振付家、金森穣が日本で選んだのは、茨の道だった。
 

全国各地に立派な劇場があるのに、なぜ創造・発信をしないのか。
日本に真の意味での劇場文化を築くために、創り手として何ができるのか。
欧州での10 年間の経験から金森が導き出したのは、「劇場専属舞踊団Noism(ノイズム)」を作り、メソッドを構築して舞踊家を育て、作品を創作し、地方から世界と勝負することだった。
 

2004 年に設立したNoismは、以来、国内外で絶賛され続ける一方で、つねにさまざまな闘いを繰り返していく。
劇場専属と集団の美にこだわるゆえの葛藤と行政との衝突。切実な舞踊への愛……。
 

何度も存続の危機を乗り越えながら、今ようやく「市の文化政策」となったNoismが目指す、劇場のあるべき姿とは。そして新生Noism の行方は。文化政策関係者、舞踊関係者、ダンサーを志す人はもちろん、現代を生きるすべての人に贈りたい、胸が熱くなる渾身の回顧録!
 


Noismをめぐる18年間の闘いの物語は、この国の劇場文化の姿を伝える重要な事例であり、数十年後、あるいは100年後の未来、私やあなたがいなくなった世の中で、その時代を生きる芸術家の役に立つかもしれない。(「はじめに」より)


 

『闘う舞踊団』
金森穣=著
佐々木暁=装幀・組版
本体2,000円+税
新書版変型/がんだれ製本/264頁
 

書籍の詳細は出版社のサイトをご覧ください▸夕書房『闘う舞踊団』刊行のご案内

私たちはNoismの活動を応援しています。