いよいよ明日、初演を迎えるNoism1近代童話劇シリーズvol.1『箱入り娘』。
本日は本番さながらのゲネプロを行いました。
メディア公開リハーサルの際にも金森が言っていましたが、「新しい何かに挑戦するときの個々が背負う負担は相当大きい」という
言葉の通り、毎朝毎晩ギリギリの調整が繰り返されています。
夜のゲネプロの前にもテクニカルランスルーで、出演者は各々コンディションを保ちながら流れを確認し、テクニカルは本番通りの
通し稽古。その通し稽古で見えてきた課題を夜のゲネプロまでに調整・確認をする。一見何が変化したのかわからないくらい本当に
繊細な作業ですが、その細やかなことが作品全体へ大きく影響していきます。
Noism1が新作の初演を目前に控え、スタジオでは緊迫した最終確認が行われる中、Noism2は早朝より、りゅーとぴあとお隣の県民会館
で開催されていた、全国の文化施設の方々が集まり、文化施設の運営や施設管理についての研修会、「全国文化施設協会研究大会」の
一環として『ユルリ島の馬』をりゅーとぴあの劇場にて上演いたしました。
長岡公演で劇場サイズに新調された舞台美術、そして演出。
普段の公演と違い、研修会という「Noism2を舞踊芸術を観るために劇場へ来た」という空気感の欠けた客席ではありましたが、様々な
ロケーションでのパフォーマンスを経験し、確実に身体・技術・表現において強度を身につけたNoism2のメンバーは今回りゅーとぴあ
劇場で上演するにあたり新たに加わった演出もあり、爽やかで透明感のある『ユルリ島の馬』を魅せてくれたように思いました。
さて、Noism2本番とNoism1新作のゲネプロという怒涛の1日ではありましたが、いよいよNoism1『箱入り娘』が初演を迎えます。
『箱入り娘』の幕開けと同時に国内ツアー(神奈川 ・金沢)、みずつち特別公演、Noism2×樽砧、Noism1メンバー振付公演、そして
Noism0が参加するNIDF2015、その他ワークショップなど盛りだくさんの夏が始まります。
Noismウェブサイトにて「新潟さんぽ」ページも登場し、新潟で行われるイベント等に合わせておすすめの街歩きをご提案していますので
是非この機会に、Noismの本拠地、りゅーとぴあでの公演にも足を運んでみてください!